#恋する海外文学

ゆとり会社員がお届けする海外文学・ビジネス書・洋書の感想ブログ。 Literary Classics and Murder-mystery Book Review from Japan ;)

【読了】アガサ・クリスティー『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』

*この記事にはネタバレに繋がる内容もありますので、ご注意ください*

 

 

私はクリスティー作品が大好きなのですが、今回も楽しく読めました♪

 

クリスティーは、トミーとタペンスやその他ノンシリーズでも若い男女のペアを書くのが本当にうまいな~と思うのですが、今回も例に漏れず最高でした。

確かに、内容を見てしまうと、人間関係はちょっとよく出来すぎてない?と思ったり、プロットに少し無理があるかなとも思えなくもないですが、それを吹き飛ばしてくれるような、ボビィとフランキーの魅力的なペアでした。

そして、タイトルも惹かれますよね。英語では”Why didn’t they ask Evans?” ですが、日本語も絶妙だと思います。「なぜエヴァンズに頼まなかったのか?」ですよ、わくわくしますよね!この「エヴァンズ」はという名前は終始付きまとうわけですが、その正体が分かったときには本当に快感でした。「え~~~~!!!そこにいたの?」みたいな。これ結構ネタバレですね、すみません。

最後は伏線がすべて回収されていくので、読後はすっきりです。トミーとタペンスの冒険譚の要素、ロマンスの要素、そして謎解きの要素・・・クリスティーの強さというか、うまさがすばらしいバランスで描かれている作品だと思います。

また、私がクリスティーが好きな理由は人物描写にあるのですが、この作品も、登場人物がみんなキャラクターがしっかりたっていて、おもしろかったです。

ページ数は多いですが、ドラマを見ているような臨場感溢れる場面が多いので、どんどん読めてしまいます。先が知りたい!と思わせてくれるので、ページをめくる手が止まりません(笑)

 

この二人、どこかでまた出てきてくれたらいいのに・・(笑)

ぜひ読んでみてください^^

 

また、読んだことのある方はぜひこの作品談義をしたいです^^